Paris à la Belle Époque-古き良き時代のパリ- 2020 AUTUMN FAIR

年に一度、モンマルトルの丘で開かれる“ブドウ収穫祭”は1934年以来パリに息づく伝統的な秋の風物詩です。豊かに実ったブドウやワインの芳醇な香りを思わせるベリーカラー、芳しい香りの焼き栗やシードルを思わせる深い色合い、ロゼワインのような淡いグレープ色を天然石で表現したセットリングは、それぞれに収穫の彩りをデザイン。引き継がれる伝統を表したチェーンモチーフを上に重ね、小枝で編んだバスケットをイメージしたツイストデザインのリングを下に重ね、森の豊かな実りの訪れを華やかに彩ります。

プラチナのセットリングと揃いで着けられる、モルガナイトの美しさが際立つドロップモチーフのネックレス。モルガナイトのほのかに染め上げられたような淑やかな色味を、プラチナとダイヤモンドの輝きが引き立てます。世代を問わず愛され、普遍的な魅力を備えるドロップモチーフは豊かさと実りの象徴。”実り”という言葉は「実を結ぶ・成長する・いい結果を得る」という意味を持ちます。身につける人に希望にあふれた日々を運んできてくれるはずです。

パリ16区、ブローニュの森にあるロンシャン競馬場。そこで開催される国際的にも有名なレース「凱旋門賞」は紳士淑女が正装して集う社交場でした。彼らをイメージソースとした馬蹄モチーフを、エレガントなムード溢れるネックレスと、大人の余裕を演出する程よくボリュームを持たせたクラシカルで存在感のあるブレスレットに仕立てました。パリに流れるセーヌ川をモチーフとしたピアスは、風によって表情を変える川面のようにキラキラと揺らめきます。

パリの上流階級のシックで趣味の良いファッションやライフスタイルは、B.C.B.G（ベーセーベージェー）※ボン シック ボン ジャンルの略語と呼ばれ、ミレニアルズによって現代風に昇華され再び注目されています。伝統的な様式に今の気分を取り入れたブレスレットとピアスはクォーツの石使いで愛らしいデザインに仕上げています。ブドウの蔦をイメージした2本のリングは繊細でありながら力強い生命力を表し、富と繁栄をもたらす「幸運の石」とされるシトリンを配しました。

小さなリーフが連なるようにイメージしたマーキス型の石座に、ダイヤモンドが繊細に輝くブレスレット。まるで木の葉に舞い降りた雪のようでイノセントなムードが漂います。クラシカルな雰囲気を残しつつ華奢で洗練された表情は、現代のB.C.B.G.の佇まいを想起させるデザインです。

パリのアパルトマンが立ち並ぶの石造りの外壁から一歩中に入ると、中庭には緑あふれる自然美が現れます。壁一面に生い茂った蔦をイメージしたネックレスは、プラチナとダイヤモンドの流れるようなラインが8の字を描き、生き生きとした葉を表現します。エメラルドのネックレスは、代々受け継がれてきたアンティークジュエリーをイメージ。フランスには良いものを大切に受け継いでいく風習があります。古くから叡智を象徴するエメラルドに、原石を一番美しく見せると言われるエメラルドカットを施し、上品でクラシカルな印象に仕上げました。