スタンダードセレクションの可能性を探しに-Vol.2
洗練されたデザイン性で、タイムレスに愛されてきたヴァンドーム青山のスタンダードセレクション。Vol.1に引き続きVol.2では、スタンダードセレクションの新たなコーディネート提案に加え、迷った時に頼りになる名品も合わせてご紹介します。スタンダードセレクションの多彩な魅力と共に、ジュエリーコーディネートの楽しさを体験しましょう。
01.Diamond Garland (ダイヤモンドガーランド)
サイズのバリエーションが豊富なダイヤモンドガーランドは、中石を周りのメレダイヤで留めたデザイン。爪の数が少ない分、まるで1つの大きなダイヤモンドのように共鳴する強い輝きが魅力です。凛としてブレない、自分らしさを持った女性に人気があります。
シルエットをリンクさせて統一感を
柄物のワンピースには、負けない存在感のあるドロップシルエットのネックレスがおすすめ。同じくボトムに安定感のあるリーフシルエットのピアスでアウトラインをリンクさせるとコーディネートがまとまります。ネックレスの輝きが強い分、ピアスは揺れるタイプを選んで軽やかさを持たせて。
<掲載アイテム> ネックレス(Pt × DI) ピアス (Pt × DI)
エレガントなアイテムをラフに着けこなす
クラシカルなムードのあるラウンドシルエットのガーランドは、モダンなデザインのアイテムをコーディネートすると、カジュアルな服にもマッチ。ネックレスの透明感ある輝きに、ピアスのホワイトシェルのニュアンスある艶感を足すことで、カジュアルなデニムジャケットが明るく上品に昇華します。
<掲載アイテム> ネックレス (Pt × DI) ピアス(Pt × シェル × DI)
インパクトを生かして、デザイン性のあるものに挑戦
ミニマムながら、存在感が際立つイエローゴールドのラウンドタイプ。馬蹄モチーフなどデザイン性のあるリングやピアスに挑戦したい時に相性のいいアイテムです。トレンドのヘルシーなTシャツルックを品よく盛り上げてくれるはず。どんなボリュームや輝きとも臆せず合わせられるので、様々なデザインとのコーディネートに挑戦して欲しいアイテムです。
02.Quatre(キャトル)
シンプルなルックスでシーンやテイストそして時代を問わず愛されるヴァンドーム青山のロングセラー、キャトル。4本爪でダイヤモンドを優しく包み込むようにセッティングしているので、最大限に光を取り込み華やかに煌めくシンプルな強さが特徴です。
イヤーカフのレイヤードで今っぽいムードを
シーンやテイストを選ばない王道の一粒ダイヤモンドピアス。ファーストダイヤモンドに選ばれる方も多いのではないでしょうか。 同じ耳周りで、ファッション性の高いイヤーカフと重ねれば洗練感が高まります。中央にボリュームのある地金タイプを、上には華奢なものを合わせ、地金の色を交ぜると旬のバランスに。トレンド感あるファッションとの親和性がアップします。
時にはデザインのストーリーを考えて重ねてみる
シンプルなデザインのキャトルを生かすには、デザインをリンクさせるだけでなく、ストーリー仕立てのレイヤードを考えるのもひとつの手。キャトルの一粒ダイヤモンドを金星に見立て、月モチーフのネックレスをレイヤード。手持ちのネイビーのトップスがまるで夜空のように神秘的に見え、ネックレスはロマンティックなオーラを放ちます。
03.Princess(プリンセス)
4石のプリンセスカットのダイヤモンドをミステリーセッティングで組み合わせることで、ソリテールにも見え、華やかさを楽しむことができるプリンセス。モダンで凛々しさのあるスクエアフォルムは思いのほか合わせやすく、ハンサムなスタイルが好きな女性からの支持が厚いアイテムです。
“すっきりとしたライン”でテンションを揃えて
正統的でバランスが取りやすい、ひし形のシルエット。シャープな印象があるので、華奢なチェーンの揺れるピアスや、繊細なラインで魅せるリングなど、“すっきりとしたライン”という共通項のもとコーディネートすれば統一感のある雰囲気に。また、地金の色を揃えることで素材の艶めきも同時に楽しめます。
アウトラインを合わせてカーヴィな魅力を強調
ふんわりとした正方形のアウトラインが目を引く、クッション型のシルエット。アイテム一つでもスタイリッシュですが、同じくカーヴィなピアスと合わせれば、プリンセスのもつ女性らしさが程よく強調され、凛々しいけれど品の良い印象に。こなれ感を高めてくれるので、エレガントで甘さのあるお洋服を着たい時におすすめしたいコーディネートです。
Must Have Items -名品コーディネートアイテム-
コーディネートに迷った時、テクニックいらずで上手にまとまる名品と言えば、フープピアス、一粒ピアス、そしてエタニティデザイン。一つのベーシックアイテムとして確立されているからこそ、名脇役となり得るアイテムです。シンプルでタイムレスに愛用できるものだからこそ、将来の自分を想像し、普段使いしたいジュエリーとのマッチングを考えながら選んでみては。
フープピアス
上・ピンクゴールドのコーディネートをカジュアルにまとめたい時に活躍。外径を抑えることで十分に華やかながら落ち着いた印象に。中上・幅広タイプなら地金のキラキラとした鏡面を楽しめるゴールドがおすすめです。ふっくらカーヴィなフォルムは、さり気ない女性らしさも。中下・ネックレスのデザインを問わず合わせやすい、ミニマムなフォルムのダイヤモンドフープピアス。知的なニュアンスがプラスされます。下・オーバル型のゴールドとダイヤモンドの組み合わせがフェミニンな印象を盛り上げるフープピアス。大人っぽさとグレード感がアップします。
一粒ピアス
上・無垢なホワイトパールは、合わせるジュエリーの色やモチーフに干渉せずぴたりと寄り添う頼れるアイテム。合わせるジュエリーによって、エレガントにもモダンにも変化してくれます。中・シーンやテイストを選ばず万能に活躍するダイヤモンドの一粒ピアス。ダイヤモンドの美しさをシンプルに厳選するなら、プラチナで0.24ct以上がおすすめです。下・イエローゴールドを選びたい時には、セルクルのソリテールピアスを。アウトラインの艶感で、素材の温かみや洗練された印象を堪能できます。
エタニティアイテム
上・エタニティリングをデイリーにつけたい時には、爪の引っかかりの不安が少ない彫り留めタイプが◎。イエローゴールドなら、ダイヤモンドの輝きと地金の色味を同時に満喫できます。中・ダイヤモンドの輝きや存在感を余すことなく味わいたいなら爪留めのエタニティリングを。それ1つでも楽しみたい場合はct数を思い切って上げて、重ね付け目的ならば少し細めのタイプを選んでみて。下・贅沢なアイテムとして羨望を集めるテニスブレスレット。華奢なメレダイヤモンドのものなら華やかすぎずデイリーに使えるはず。レイヤードもしやすく、金具も引き輪タイプで扱いやすいのも人気の理由です。
STAFF
Photo:Hidetake Nishihara(TENT)
Text:Ayako Ajisawa
Edit:Madoka Takano(FMJ STUDIO)