毎月ファッション誌のカバーを飾り、ジュエリーのように輝く笑顔が魅力的なモデルのオードリー亜谷香さん。
働き方やライフスタイル、価値観が多様化する今、常に美しく、自分らしくあり続ける「LIFE’S ESSENTIAL」を
オードリー亜谷香さんに教えてもらいました。
“常に小さな目標を作ることが大事。その積み重ねが、大きな夢を叶えるんです”
― アメリカから単身来日しモデルデビュー。ファッション誌のカバーを務める現在に至るまで、
どんな風に夢を叶えてきましたか？
モチベーションを保つために、常に小さな目標を作るようにしています。大きな目標だとクリアする前に挫折してしまうことも多いから小さいことが大事。それを１つ１つクリアしていくんです。来日して10年になりますが、目の前の小さな目標を一生懸命努力してクリアしていったら、気が付いたら手が届かないと思っていた夢が叶っていました。前進しながら夢を叶えていく。それがマイルールです。
ー仕事をしていく上で大切にしているルールを教えて下さい。
まず大事なのは、コミュニケーションを密にとること。来日したばかりの時は、日本語が下手で話すことも難しかったから･･･現場では、スタッフのみなさんと積極的にお話しするようにしていました。そして、目標を作ること。１番怖いのは目標をクリアして、次の目標がなくなってしまった時。燃え尽きてしまわないように、常にもつことが大事だと思います。そして、完璧主義になって自分を追い詰めないこと。自己嫌悪に陥って、自分が嫌になってしまったら、前には進めないし、仕事でのパフォーマンスも落ちてしまいます。自分に対して、大らかな気持ちで構えることも大事だと思います。
ー失敗して落ち込むことはありますか？そんな時は、どう乗り越えるのでしょうか？
私は「寝たら嫌な事を忘れる」なんていう前向き人間ではないんです。いつまでも覚えているタイプ(笑)。まず、なぜ失敗したのか原因を考えます。原因がわかったら、今後また起こらないように、気を付けますし、どうすることもできなかったら、自分の中で消化します。
私は、カリフォルニアという温かい土地で育ったので、日本の寒い冬が苦手で気持ちも落ちがち。そういう時に、自分をコントロールできなくなって失敗を起こしがちなので、友達と会ったり、美味しいものを食べたり、小さな幸せを意識的に探して、テンションをキープしています。
“身近な憧れの存在は、母。自分で自分を幸せにできる女性でありたい”
ー 仕事をしていく上で、努力をしていることは何ですか？
食生活ですね。今年で29歳になったのですが、20代前半は仕事が忙しいこともあり、バランスを考えずアメリカでの生活で慣れ親しんだジャンクフードばかりの日々。若かったので特に問題はありませんでしたが、ここからの年齢は食生活が外見にも表れてくると思うので、栄養学や料理を勉強して自炊をするようにしています。でも、やっぱりハンバーガーが大好き♡ ストレスにならないように、時々は解禁します！
ー これからの目標を教えて下さい。
日本に来た時は、なかなかオーディションから仕事に繋がらなく、ファッション誌の仕事をすることも夢のまた夢だったんです。それが今はレギュラー的に仕事を頂き、カバーまで務めさせてもらっている。夢の中にいるような気持ち。だから、この夢をキープしていくことが当面の目標。でもモデルとしては、まだまだ成長過程。パーフェクトな状態はないと思うから、常に自分を客観視して足りないところを想像して補っていきたいです。
ー オードリーさんの憧れの女性像を、教えて下さい。
“自立していて、芯のある女性”。身近な憧れの存在は、母です。この先、結婚して家族も作りたいですが、だからといって誰かに依存したり、頼るのは嫌。自分の人生は、自分で切り開いていきたいから、仕事をもち、自立していたい。自分で自分を幸せにできる女性でありたいです。
趣味と言っていいほど、旅行が大好き。今年だけで6か国行きました。モデルの仕事はアウトプットだから、旅行でのインプットは大事。リフレッシュできて、また「頑張ろう！」という気持ちになります。
洋雑誌や、写真集が好きで少しずつコレクション。家でのリラックスタイムに読んでいます。仕事の上で役立つことや、気が付くことも多いんです。
“仕事においても、美容においてもストレスは大敵。毎日リセットします!”
ー お仕事が忙しいかと思いますが、日々のリラックス法はありますか？
愛猫のロキと遊ぶこと。彼と遊んでいると、仕事も自分自身も忘れて夢中になれるんです。気が付いたら癒されていて、リラックスできています。自分の時間を作ることも大事。海外ドラマ(お勧めは、『ケーブル･ガールズ』『ハウス･オブ･フラワーズ』!)、映画鑑賞、お料理など、集中できることでリラックスできます。また、寝る前には必ず、リラックスタイムを作ります。ベッド周りを整理整頓し、オイルで脚をマッサージ。瞑想アプリで瞑想し、１日のストレスをゼロにしてから眠りについています。それでもストレスフルだなと感じたら･･･平均睡眠は8時間ですが、いつも以上に寝ます(笑) ストレスと向き合い、原因を考えて、改善できるなら改善する。どうにもならないことなら、できるだけ考えないようにします。
ー モデルとして美をキープするためのルールを教えて下さい。
毎日、2リットル以上の水を飲むようにしています。老廃物を排出してくれますし、肌の弾力や保湿力も変わってきます。プチプラでいいので、毎日のシートパックも欠かせません。そして、やっぱり睡眠。8時間以上はマスト。朝早いことが多いので、21時前に寝てしまう日も。
何か、特別なケアを時々するのではなく、毎日コツコツ、ケアを積み重ねていくことが大事なんだと思います。外見のケアだけでなく、内面のケアも、重要。内面の充実感が肌や表情に表れると思うので、寝る前にストレスをゼロにリセットすると言うことも、やはり大切です。
ー お休みの日は、どんな風に過ごされていますか？
みなさんと変わりません。家事をして、友達とご飯や映画鑑賞に出かけています。月に１回は、何もしないと決めていて、そんな日は、DVDを観て、愛猫と遊んで1日を過ごし体も心も休めます。まとまったお休みがもらえたら、迷わず旅行へ。知らない土地へ行くことで、観る物、聞くことすべてから想像力を掻き立てられ、刺激になり、また文化の勉強にもなります。
モデルにとって大事な内面の充実に繋がるから、旅行は私にとって欠かせない存在。そのために日々、頑張っていると言っても過言ではないくらい。エスニックな文化が好きなので、次はモロッコへ行きたいな。日々、仕事で成果をあげたり、夢を叶えたりするためには、仕事を頑張ることと同じぐらい、オフの日の過ごし方も大事だと思うんです。リラックスした状態で、インプットできる環境が、自分にとって何なのか、知っておくことも大事ですよね。
ネックレスとピアスのリンク、素材の統一。
華奢なデザインの中にリングの大ぶり感を効かせることで、
まとまり過ぎず、今っぽいアクセントに。
「ネックレスとピアス、お揃いのデザインをつけるのが好き。購入する時、お揃いで買いたい!っていうモチベーションにもなるし。 私、ネックレスのチェーンの細さにはうるさい方なんです(笑)。このチェーンは肌に溶け込むほど繊細で美しいですよね。テニスブレスも繊細で品がよく主張しすぎないので、日常使いできそうです」
※左手につけたイニシャルリングは本人私物
「ネックレスとピアス、お揃いのデザインをつけるのが好き。購入する時、お揃いで買いたい!っていうモチベーションにもなるし。 私、ネックレスのチェーンの細さにはうるさい方なんです(笑)。このチェーンは肌に溶け込むほど繊細で美しいですよね。テニスブレスも繊細で品がよく主張しすぎないので、日常使いできそうです」
※左手につけたイニシャルリングは本人私物
トレンドの１つであるサークル型ピアスや、ホワイトゴール
ドリングのラインが際立つハンサムなデザインジュエリーが
主役。抜け感のあるシンプルなロングネックレスのダイヤと、
レディなレイヤードリングで、甘辛バランスを。
「注目しているロングネックレス。ドレッシィにもカジュアルにも、着回しがききそう。トレンドのサークルピアスは、サークルのレイヤードが新鮮。リングも少しモードなテンションで、テイストリンクを楽しめますよね」
1989年9月25日生まれ。アメリカ･カリフォルニア州出身。19歳で単身来日し、モデルデビュー。2009年～、雑誌『JJ』専属、2018年～、雑誌『CLASSY.』のカバーモデルを務める。見る者を幸せにする笑顔、上品で華のある存在感は、同世代女性の憧れ。2018年10月よりCookpadTVの新しい資格「kitchenSTAR」アンバサダーに就任するなど幅広く活躍中。
Instagram @audrey_ayaka
STAFF
Model : Audrey Ayaka
Photo/model: Keiichi Suto
Photo/still: Hidetake Nishihara(TENT)
Styling: Kazuko Takeshita
Hair&Make-up: YUTA..
Text: Ayako Ajisawa
Edit: Madoka Takano(FMJ STUDIO)
Web Design & Development: Jomon (FMJ STUDIO)
Creative Direction: Yuki Sugawara (FMJ STUDIO)
