男性が女性にジュエリーを贈る特別なシチュエーションでは、様々な疑問、悩みがあるようです。
今回はヴァンドーム青山本店に、自身もジュエリーショップでプレゼントを買った経験があるという
俳優の磯村勇斗さんを迎え、ご自身の経験談や、ジュエリーを選ぶ時の悩みを本音で語って頂きました。
演技派俳優ならではの想像力で考えて頂いた「もしも◎◎だったら」な
クリスマスジュエリープランから垣間見えた、ロマンティックな一面も必読です。
“緊張するジュエリーショップ。
事前にリサーチし、店員さんに相談します”
ー ヴァンドームの青山本店では、お一人でご来店する男性、大切な女性と一緒にご来店する方など様々です。
Vol.1ではクリスマスにジュエリーを贈ったエピソードを伺いましたが、磯村さんならどのように選びたいですか?
サプライズでプレゼントしたい派なので、1人で来店します。でも、ジュエリーショップは、すごくきれいな空間で、スタッフもお客さんも女性の方が多いのでとても緊張します。正直、汗だくで、たじたじしちゃいます(笑)。とりあえず店内のジュエリーを見て目星をつけた上で、年齢やどんなファッションスタイルなのかを伝えて、店員さんの意見を聞きます。
ー パーフェクトな選び方ですね!情報がゼロでいらっしゃると、選ぶのが難しく失敗してしまう恐れもあるので、そういったお相手の情報や、予算の上限までを教えていただけるとスタッフも助かるのです。贈る相手には、どのようにリサーチされるのですか?
普段から贈る女性の好きなテイストやデザインをチェックしていることが、まず大事だと思います。揺れるデザイン? ボリュームタイプが好き? とか。でもその時欲しいジュエリーってピンポイントであったりするので、具体的に聞くことも大事。特にリングのサイズなどは難しいですよね。直接聞くとあからさまですし。でも、クリスマスなどプレゼントする時期が決まっているのであれば、3ヵ月ぐらい前に「指輪のサイズいくつなの?」って、聞かれたことを忘れる期間を作っておいて、さり気なく聞くかもしれないです。でも購入してからサイズ直しもできますし、プレゼントすることに意味があるんじゃないかな。
ー 実は、男性はデザインが凝ったものを選ぶ傾向にあり、シンプルなものが好きな女性との間で相違が生まれることも・・・過去にそういった経験はありましたか?
僕はプレゼントしたら沢山つけてもらいたい人なので、シンプルなものを選びがち。だから、失敗は今のところないかもしれません。凝ったデザインのものも素敵だなと思うのですが、本人がいないと失敗を恐れてしまって選べません。例えば、ジュエリーのデザインで、ハートの形をしたものって多いですよね。あれは、女性は皆好きなんですか?これは長年の疑問です(笑)。僕からするとすごくガーリーなので、つけるシーンやコーデが限られてしまうのではないかと思ってしまって。
ー ハートが好きな女性は多いと思いますよ。どちらかというと、可愛いものやフェミニンなものが好きな女性に好まれるアイテムかと思います。プレゼント用のジュエリーを選ぶ時は、自分のセンスよりもリサーチ結果を最優先にしますか?
ハートは好きなんですね! 疑問がとけました(笑)。まずはリサーチ結果と相手のファッションに合わせたものを選ぶようにします。ものすごく悩んだら、最終的には自分の好みやセンスを反映します。そうするとシンプルなものばかりになりがちです。
“難しいなぁと思うのは色のチョイス。
最終的には、自分の好みを
反映させることも。”
ー シンプルなものはシーンを選ばずつけられるので女性にとても喜ばれると思います。逆にデザインが特徴的なものは強く印象に残るので、思い出になりやすいですし、「私のことをイメージして、私のために選んでくれたもの」と感じてもらうこともできるので、そちらもおすすめです。磯村さんがジュエリー選びで悩むことはあるのでしょうか?
難しいと思うのは、色です。地金がゴールドなのかホワイトなのか、ピンクやブルーのカラーストーンなのか、シンプルに輝くダイヤモンドなのか。同じデザインでもガラっとイメージが変わってきてしまうので悩みがちです。それこそ、店員さんに相談してしまいます。
ー そんな磯村さんは、ご自分だったらどんなジュエリーをつけたいですか?
ネックレスならゴールドのものが好きです。石などはなくシンプルなもので。リングならシルバーが好きですね。昔は、ゴツゴツしたものを指に沢山つけて、ブレスもして、腕回りがチャラかったんです(笑) 自分である日「おかしいな? 」と気がついて、それからは引き算してつけるように。今は仕事柄、着替えで外すことが多いので、ジュエリーをコーディネートすることから遠のいていますが、シルバーのリングを1つとかアクセント的につけるのがいいのかな? と思っています。
ー そういったジュエリーを、どのようにプレゼントされたら嬉しいですか?
サプライズは男性がするものだと思っているので、されるのは実は苦手なんです(笑)。気がついてしまう性格なので申し訳なくなってしまうのと、照れてしまって。「今日あるんだろうな・・・」とか余計なことを考えてしまう。でも、気がつかないサプライズは嬉しいですよね。そのために準備をしてくれた、っていう気持ちで幸せになれます。散々サプライズは苦手と言っておきながら、シンプルにプレゼントしてもらうより、結局はサプライズされた方が、嬉しいんだと思います(笑)。
ー ご自身も、サプライズしたい派と伺いましたが、サプライズでジュエリーをプレゼントした場合、
どのように反応してくれたら嬉しいでしょうか?
もちろんわかりやすく喜んでもらいたいですね! 僕は、すぐにつけてもらいたいんです。喜んでくれていることを感じられると安心しますし、幸せな気持ちになりますよね。それと、大事にしまっておくより、毎日のように沢山つけてもらいたいです。なくす心配をする方もいますが、それでなくなってしまっても、また買えばいいんです。とにかく、犬が尻尾を振るように、大きく喜んで欲しいですね(笑)。
「まだお付き合いしていない相手なら、もらっても重たくない、カジュアルなネックレスがいいかな。イメージしているのは、カジュアルでファッションが好きな女の子。モードなファッションのアクセントだったら、女性っぽさもありながら新鮮味もあるブラックカルセドニーのネックレスを。価格も高すぎると重荷になってしまうから適度なものを選びたいです。初めてのクリスマスは王道を楽しみたいので、ドライブして都内から少し離れた場所でイルミネーションを観て、最後に遊園地の観覧車に乗って1番上に着いたところでプレゼントしたいですね。後ろからつけてあげられたら、ロマンティックで最高です」