Loading...
My new buddy
2023.06.26

My new buddy

結婚し、
どんな装いのときでも
左手の薬指に
毎日同じ指輪をするようになってから、
私のファッションの基点が
一気に“ジュエリー”にフォーカスされた。

セレクトショップや
アンティークショップに行くと、
まずは
ジュエリーコーナーを見に行く。

これは、私自身も
全く予想していなかった変化だった。

もともと
王道の「The・マリッジリング」
ではなく、
ファッションリングのような
デザイン性のあるものを
探していたこともあり、
マリッジリングと
他のジュエリーたち...
リング、バングル、チョーカーなどの
組み合わせを考えるのが楽しい。

これまでは
チャレンジしたことのなかった
シルバージュエリーと
ゴールドジュエリーの
ミックスに挑戦してみたり。

もともと、
私はいわゆる“お洒落”ではない。

周りの友達が
レベル違いのお洒落さん
だらけなこともあるけれど、
ファッションが
好きで好きで
たまらないタイプではないし、
残念ながら
どんな洋服でも着こなせる
体型ではない
ということもあるかもしれない。

「素敵だな」と思うのは、
海外の女性の
女性らしいラインを活かした
ヘルシーさとセクシーさを
感じさせるラフな着こなし。

1枚で主役になるような
アイテムが好きなので、
モードテイストをベースに、
デコルテや背中を
しっかり露出したトップスや
1枚で主役になるような
アシンメトリーなデザイン、
袖がふわっと広がったような
変形トップスは
私のワードローブに欠かせない。

とはいえ、
お洒落にかける時間は
極力、最短にしたい派。

長い間ずっと
想い続けているのは、
「毎日同じ服を着たい」
という究極の願望。

Appleの創業者である
スティーブ・ジョブズ氏が、
常に黒のタートルネックに
ブルージーンズだったように、
私も、
「たとえば
とっておきのワンピース
もしくはセットアップに出会えたら
それを制服にして、
リップのカラーやジュエリー、
バッグや靴を変えるだけの
ミニマムな着こなしにするのになぁ」
と、いつも思っている。

ただただ
毎日の「何着よう?」
と考える時間を減らしたい。

というわけで
私はもう10年近く、
洋服は基本的に
一年中オールブラック、
ネイルは
手足ともにボルドーのワンカラー、
髪型や髪色を大幅に変えることもなく、
外見に多少の変化をつけたい時は
アイシャドウ、リップ、ジュエリー。
この3つで
私なりの“遊び心”
を加えるようにしてきた。

そうしていつからか
「オールブラック」
「赤リップ」
「ボルドーネイル」
「ゴールドのゴツめジュエリー」

この4つが、
私の「アイコン」になった。

・・・

結婚指輪は、
小さなダイヤが一石あしらわれた
プラチナリング。

手持ちは
ゴールドのジュエリーが
圧倒的に多かったので、
手始めに、
シルバーの
大ぶりなリングを買い足した。

そして
20代の頃に身につけていた
シルバーのチョーカーや
ゴールドのロケットペンダントを
ジュエリーボックスから引っ張り出し、
先日は
海外のセレクトショップで
一目惚れした
シルバーのバングルも新調した。

さらに
パールが並んだ華奢めのリングも。

これらを
2個、3個、4個と組み合わせて
楽しめるようになったのは、
今の私にとって
とても新鮮な感覚。

そんなこんなで最近
ジュエリーの魅力に
すっかり夢中になっている。

タイムレスなデザインのものは
一生ものだなぁと思うし、

洋服とはまた違って
経年による傷や色の変化も愛おしい。

これは、
器以来のマイブーム到来の予感...!

_
text :
小寺智子
1983年生まれ、北海道出身。編集者。O型。
INSTAGRAM:@tomoko_kodera

未入力の 件あります