ライオンはネコ科動物の中でもっとも社会性が高くプライドと呼ばれる群れを作り集団生活を営みます。
優しく見守る父ライオンの美しいたてがみは、百獣の王の威厳を感じさせます。
園内でも仲睦まじい姿が見られる父ライオンと仔ライオン。
父の尻尾にじゃれついたり、寝転がったりと思い思いに過ごす仔ライオンの伸びやかな姿が見られます。

シマフクロウの「シマ」は北海道に分布しているという意味があります。
日本の天然記念物に指定されており、世界最大級のフクロウです。
頭部には羽角と呼ばれる耳毛があり、全身の羽の色は灰褐色で、黒い縦縞模様や横縞模様が入っています。
思わず見入ってしまう複雑な色彩も、魅力のひとつです。

北海道の平野部から亜高山帯まで、広範囲の環境下に生息するウサギ。毛色は冬には白色、夏は褐色になります。
大きな足は、やわらかい新雪の上でも潜らずに駆け回ることができ、足裏の密生した毛は、すべり止めにもなっています。
動きはとても素早く、常に警戒しています。日中は見えないところに隠れていることが多いです。

毛の色は、灰褐色から白っぽいものまでいます。
オオカミは、群れ（パック）を作り、群れは雌雄別の順位制を伴っており、最上位雌雄がペアとなります。
生まれた赤ちゃんは、群れの子どもたちも協力して赤ちゃんを育てていきます。

一見するとイエネコの一品種にも見えますが、れっきとした野生のヤマネコの仲間です。
耳が横について横長の変わった顔をしていますが、これは岩陰から獲物を狙うときに、目立たないためと考えられています。
野生ではマイナス50度にもなる厳しい環境に生息しているので、寒さに耐えるため、冬毛はとてもモコモコしています。

トラの仲間でもっとも寒い地方に住み、もっとも大きい。
模様が美しく大きなアムールトラは、自然破壊のために絶滅寸前であり、現在約400頭程しか野生ではいません。
近年、保護活動が進み、徐々にですが、回復傾向にあります。

他のヒョウの亜種と比べると大型で斑点も大きいです。
高い所が落ち着き、園内ではみなさんの頭の上でくつろぐ姿が見られます。
野生では40頭程しか確認されておらず、国際保護動物に指定されています。

茶色の体毛、四肢や腹は黒っぽく、顔には白い模様があり、尾には5～7本ほどのリング状のしま模様があるのが特徴です。
昼間は樹上で寝ていることが多く、園内の小屋も少し高い位置に。
開発による生息地の減少で、野生では 5000頭程と数が少なくなってきています。