Marriage episode – 先輩夫婦からのメッセージ「結婚にまつわるエピソード」
2020年、新しい時代の幕開けに希望を抱き、東京オリンピックの開催を心待ちにした年明けからまもなくして、新型コロナウィルスによるパンデミックが引き起こした世界は一変してしまいました。
当たり前の日常が当たり前では無くなってきている中で、長い時間をかけて計画した、幼い頃からの夢であった「結婚式」を我慢せざるを得なかったカップルがどれだけ多くいたでしょう。ジュエリーを通じてブライダルに携わる私たちにとっても、それがどれほど辛く悔しい選択を余儀なくされた事だったかと想像できました。
そのような時、ふと「結婚すること」「二人でいること」の意味を考えてみようと思いました。 今回はこれから結婚しようと思っているカップルへ、挙式の予定が立てられず不安と向き合っている方がいるならば、少しでも励みになれるよう、先輩夫婦からのメッセージをお届けしたいと思います。
「先輩夫婦からのメッセージ」
アンケート方式で様々な年代の男女からいただいたストーリーをまとめました。 結婚したからこそ感じた二人でいることの素晴らしさが皆さまの励ましになりますように・・・。
ー結婚してよかったと思うこと(瞬間)は何ですか?
・隣で一緒に笑ったり、楽しめたり、家族で食卓を囲んでいる時の「何気無い毎日」を過ごせること。
・安心できる場所があることを実感できる時。
・あらゆることへの責任が増し、自分自身の人生に対して真剣に向き合うようになったこと。
・逆説的だけれどその関係性が崩れそうになって一緒に乗り越えた時。
・ついていない日も夫といると何故か面白いことが起きる瞬間。
・同じ道を同じ速度で歩んで一つの生活を作り上げている感覚を持てたこと。
・二人の住まいが最高のくつろぎ場所であると互いに思えていること。
・災害が起きた時。一緒に暮らしているからこそ大切な人がそばにいる環境があること。
・私のダメなところを「面白い!」と思ってくれている人がいた事を奇跡だと思う。
ー入籍するまで(式を挙げるまで)に想い出に残っているエピソードはありますか?
・遠距離恋愛で会える時間も少なく、相手がマメに連絡をくれるタイプでもなかったけれど、彼がくれた指輪のおかげで二人のつながりを感じられた。
・結婚の決意と同時にすぐに新居を建て、ローンを組むために籍を入れて式場も選んで、と決め事が沢山ありバタバタとしたけれど、二人でたくさん話すことで、結婚へのヴィジョンが固まってきて、そのプロセスが幸せな出来事だった。
・式を手作りっぽくしつらえたく、BGMの選曲から指輪の制作までなんだか色々ギリギリになってしまったけれど、両親のサポートなどもあり間に合ったことに感謝している。
・互いの両親に頼らず挙式をあげたかったが、資金が足らなかったところ、式場のキャンペーンで挙式ができずに悩んでいるエピソードを送ると抽選で挙式無料というのを見つけた。エピソードは送らず直接式場を見に行って話をしたプランナーさんがそのキャンペーンマネジャーの方で、自分たちの話を色々するうちに「二人の雰囲気や関係性に非常に好感を持った、二人の挙式を見たい、ぜひ手伝わせて欲しい」と言ってくださり、その場で当選させてくれた。かかったのは装花、料理代、カメラマンの費用のみで挙式代やドレス、お色直しまで無料だった。いただいたご祝儀でかかった費用を賄う事が出来、その日のうちに支払いを完了した。本当に出費ゼロで行えた。たまたまその日出勤していたマネージャーさんが担当してくれたという素晴らしい偶然に助けられて素敵な式を挙げることが出来た。
ー結婚してから印象に残っている出来事は何かありますか?
・第二子が切迫早産で検診当日に入院、出産まで2ヶ月弱病院で過ごさなければいけない中、上の子供もまだ2歳と小さく不安があったが、夫が自ら自分の両親の実家に子供と戻ると決め、不安を口にする事もなく対処してくれたことに、とても感謝しています。
・結婚当初、一緒に夕飯の支度をしていた時、私が「コップを用意して」とお願いしたら一個しかグラスを出さなかった事があり、結婚まで実家暮らしの一人っ子の夫に「もしかしてこんな事も教えなきゃいけない?」と驚いた事があります(笑)
・何気ない日常の一つ一つが全部、心に残っているかもです。
・夫が保険や非常時の備蓄にすごく力を入れ始めた事が印象に残っていて、「お義父さんお義母さんが大事に育てた娘を、自分と結婚したせいで死なせたり困らせたりしないように」という思いからだと知って、私のことだけでなく私の両親のことも、とても大切にしてくれているんだと伝わってきたこと。
・一番は子供が生まれた事。出産にも立ち会う事ができ、あの瞬間を思い出すと妻には頭が上がりません。
・私が夜遅く帰った日、玄関の鍵がチェーンまでかかっていた、電話してもベルを鳴らしても一向に起きないので仕方なく自分の実家にタクシーで向かい一泊した。普段そういうミスはしない人なのですごく反省してしばらく優しかった!すごく腹が立ったけれど、しめしめ・・・と思い許しました。
ーお相手に対して頼りになるな、と感じる事は何ですか?
・私は小さなことで悩みがちだけれど、夫は決断が早く行動力があり、色々なことを決めてくれるので頼りになる。
・すごく綺麗好きな夫なので、とてもまめに換気扇の掃除をしてくれること!
・子育てに関して真剣に向き合っているなぁと感じた時。
・相談事に対し、違った目線、ものの見方でアドバイスしてくれること。
・お互いの家族にとても優しく、親身になってくれるところ。
・何があっても自分の味方でいてくれること。
・落ち込んでいる時、何も言わずにひたすら可愛い犬猫の動画を送ってくる。踏み込み過ぎない優しさが頼りになります。
・自分は保守的だけれど、妻は反対の性格。なので良く背中を押してくれる。そしてその決断に対し失敗したとしても「しょうがない!」と一緒に笑ってくれると思わせてくれるところ。なので私も安心して進む事ができる。
・虫の対処をしてくれるところ(笑)
ー2人が一緒にいることの意味は何だと思いますか?
・精神的な安心感。
・素の自分でいられて、安心して一緒にいたいと思える。こういう気持ちでいられることに意味があるのかなと思います。
・お互いが癒されること。
・一番の味方であること。
・二人で様々な事を経験して乗り越えていく事で、人生が何倍も楽しく充実すること。
・色々なことへ挑戦したいと前向きな気持ちになれる。これが一緒にいることの意味なのかな。
・足りない部分を補い合って人生を歩んで行くことだと思います。
・一人ではできないことも二人ならやり遂げられる。喜びも二倍になること!
・良いことは分け合い、悪い時は助け合うため。
・人間としての不完全さをお互いが認め合える事。
ー結婚前と後で変化したポジティブなことは何ですか?
・いい意味でラフに考えられるようになった。
・綺麗にしていないと夫がくつろげない性格なので、自分も自然と常に片付けしておく習慣が身についた。
・ポジティブに考えるようになったこと。
・休みの日が充実していること。
・家族を想ってお金を使うようになったこと。
・一人で解決しようと人に頼れなかったが、頼ってもいいんだと思える様に変わった。
・実家暮らしでは何もできなくて嫁に出すのが不安と言われていたけど、掃除洗濯料理も全部出来る様になったこと。
・私はカッコつけなところがあったけれど、肩の力を抜いて、もっと素直で頑張りすぎない生き方が出来る様になった。
ープロポーズについて何かエピソードがあれば教えてください
・女性ですが自分から「結婚する?」と言い「結婚しよう」と言う回答でした。彼は『自分は強運だから人生はうまくいく、自分が決めたことに間違いはない』と言った時に、この人について行こう、自分が選んだ人がこういう人でよかった。とすごく嬉しかったことを覚えています。それは私を選んだことに間違いはないと思ったのだと勝手に理解しています(笑)。自分から言っちゃった方で、箱パカもサプライズもなかったけれど、彼のこの言葉が何よりも嬉しかったです。
・会話の中で「ご両親に挨拶にいかないとね」と、全く結婚話が出ていなかった中で突然のことに身体の中を風が吹き抜ける様な感覚だったのを覚えています。
・同棲を始めて間もない頃、部屋でくつろいでいるときに「いつ入籍する?」と私から切り出したら「いつでもいいよ」と自然な流れで決まりました。
・エンゲージリングを買っていつでも渡せる様に常にバッグに入れていましたが、タイミングが掴めず悩みよく行くレストランバーのマスターに相談をしていました。あるデート帰りに夕食を食べる流れになったので、予約の電話でマスターに「この間相談した・・・」と伝えたら、すぐに察してくれて、一つしかない個室を用意してくれました。デザートの前にトイレに行くふりをして隣の花屋で花束を買い、マスターに頃合いを見て花束を持ってきて欲しいと託し、トイレから戻るふりをして席につき、バッグに入れておいたリングを渡してプロポーズをしました。花束と一緒に、デザートプレートもつけてくださり、彼女は予想をしていなかったようで、驚きとともにとても喜んでくれました。
・ちっともプロポーズしてくれないから深夜の餃子屋さんで自分からしました! 事前に祖母に入籍と転居に良い日取りを占ってもらったので「この日にするからね!」って「はい」と言わせました(笑)
ーブライダルリングについてのエピソードや想いを教えてください
・私だけではなく夫もアクセサリーをつけるタイプだったので、好みがはっきりある中、二人が選んだマリッジリングが迷うことなく同じだったことが嬉しかったです。
・「結婚するんだな」という実感と、「結婚しているんだな」という証を感じます。
・ふとした瞬間お互いの手が重なったとき、夫婦であることを実感します。
・一目惚れのエンゲージリングに出合いました。今も宝物で相手と繋がっている感覚を覚えます。
・ファッションを超えて身体の一部・二人の絆になってくれる、心強い存在です。
・やっぱりエンゲージリングは結婚の象徴的な存在だと思います。
・毎日つけていないと落ち着かないし、時を重ねるごとに今までの様々な重みも加わり思い入れも強くなっています。着け続けていてよかったと日々思います。
・エンゲージリングを「その時」贈ってくれた事に意味があり、感謝しています。
・特別な日の記憶やその時の思いを色あせる事なく形にしてとどめておけるジュエリーの永遠性にとても魅力を感じたので、妻には必ず送ろうと決めていました。
・エンゲージリングを受け取った時、「いつかくる瞬間だと思っていたけれど、本当に私にも来た!」と思いました。
・妻は、ちょっといいお店に行く時とか、友人の結婚式に呼ばれた時とか、なんだかんだとエンゲージリングを嬉しそうに着けて出かける姿を見て、贈ってよかったなと思います。
・玄関にリングホルダーを置き、帰ったら外して、出かけるときは着けるようにしていたら、夫も自然とリングホルダーに戻すようになっていました。ちょっと近所でご飯を食べに出かけようとしたとき、指輪を着けずに靴を履いていたら、夫が指輪を着けていて、私も慌てて着けました。むずがゆくて嬉しい瞬間でした。指輪をするという事は、自分の中に相手の存在をいつも確認できるという事だし、相手との絆が形になって外の世界でも認識される事なのだな、と思いました。
最後に、非常時もエッセンシャルサービスに従事し、生活を支えてくださった方々に心より感謝申し上げます。
ジュエリーはそれぞれの心や人生に寄り添う、かけがえのない素敵なアイテムです。 ヴァンドーム青山は、いつの時代もどのような状況でも、お客様の笑顔を少しでも増やすジュエリーを想いを込めてお届けします。